金融商品は、長い目で見れば、価格変動の変動の大きいモノ(リスクの高いモノ)の方がリターンが高くなるようになっています。リスクヘッジというのは、価格変動を自分の理想な水準に近づけることによって、リターンも自分の理想の水準に近づける、という行動です。 例えば、マイクロソフトの株がこれから爆騰すると思い、マイクロソフトのFXを買ったとします。マイクロソフトの株は今30ドルほどですが、1年で倍になるとその人は思っています。ただ、同時に、ドルは120円から80円まで下がってしまうかもしれないともこの人は考えていたとします。そうすると、株が倍になっても円換算すると利益は30%くらいしか出ません。この場合、この人は、マイクロソフトの株を買い、同時に、ドルの先物を売って「為替ヘッジ」をします。これは外国株を買うと、「株価」という変動リスクと、「為替」という変動リスクを同時に持ってしまうところを、「為替」の変動リスクは極力減らすという「リスクヘッジ」です。 また、例えば、これからソニーの株はおそらく日本のたくさんある株の中ではかなり好調に推移するだろうけど、日本株全体が暴落してしまったらソニー株も値下がりしてしまう...と心配している人がいたとしましょう。この時この人がとるべき行動は、ソニー株を買うと同時に、日経平均先物を売って「リスクヘッジ」することです。こうすれば、「ソニーの方が日経平均よりもたくさん上がるケース」でも、「ソニーの方が日経平均よりは下がり方がまだまし」というケースでも利益が得られます。これは「ソニー固有」の変動リスクはとるけれども、「日本株全体」の変動リスクは極力とらないようにする「リスクヘッジ」です。 他にもたくさん例はありますが、分かりやすいところはこんなところでしょう。当たり前の話ですが、全ての先物取引をヘッジしてしまったら、リターンはゼロになってしまいます(銀行預金程度のリターンは出ますが)。ハイ・リスク=ハイ・リターン、ロー・リスク=ロー・リターン、ノー・リスク≒ノー・リターンです。この基本は変わることはありません。 コープさっぽろは道産原料使用の「北海道開発商品」投入を加速させている。6月の4週特集企画から「北海道手包み餃子」「北海道産こだわりの餃子」を発売した。「北海道手包み餃子」の製造メーカーは冷研、札幌の工場で一つひとつ手包みの生産、道産の豚肉、キャベツ、ニラ、玉ネギ、皮(道産小麦をブレンド)を使い販売価格10個入り398円。 「北海道産こだわりの餃子」の製造メーカーは宝幸。モリタン紋別食品工場で機械生産ラインを使い生産、原料に道産の豚肉、鶏肉、キャベツ、長ネギ、玉ネギ、皮(道産小麦のホクシン主体)を使う。販売価格30個入り598円で出足はfxに好調だった。 業界再編も加速相互補完的な協力体制構築 一方、道内冷食関連の業界再編も加速してきた。ヤヨイ食品とサンマルコ食品は6月25日、商品開発をはじめ販路や物流の相互利用などで業務提携すると発表。新たな市場や顧客の開拓に向けた相互補完的な協力体制を構築する考えで、(1)市場・商品・原料などにかかわる情報交換・有効活用(2)市場開拓、顧客開拓、商品開発および生産などの各分野での協働(3)販売チャネル、物流ネットワークなどの相互利用など進めていく。 道内における再編の動きとしては、2002年に丸大食品がパイオニアフーズ(京極)を子会社化、04年雪印グループ・ほくれい(夕張)がニチロの子会社となり、06年はニチレイフーズが、ふうどりーむず(小樽)に出資。サンマルコ食品が日本冷食を完全子会社化し、ニチロがアクリフーズ(東京)を子会社化、また北海道アグリフーズを新進が買収している。07年に入り1月アクリフーズがほくれいを吸収合併。マルハとニチロが経営統合でマルハニチロホールディングスを立ち上げ、グローバル化への対応が加速。08年には日本水産がグループ再編で北海道定温食品を解散した。 地場企業の取り組みでは、モリタン(紋別)は創業以来のこだわりである“まるごと北海道”路線を一段と強化。冷凍食品部門で7〜8割を占める主力のコロッケは、ジャガイモや玉ネギなど具材はもちろん、05年から道産秋まき小麦100%のパン粉を自社開発、製品をつくっている。さらに「調理冷食などの原材料に入っているショウガ、ニンニクも国産、道産に切り替えている最中」という。今後の計画としては、3年の研究期間をかけ農家と契約栽培、精糖メーカーとの協力で開発した道産甜菜の黒糖を使い、これを原料にした道産小麦100%パンを学校給食向けに提案する考え。 サンマルコ食品(札幌)は「エコ」を意識した市販商品の発売として、9月1日から「北海道かぼちゃコロッケ」など2品で植物性トレーを採用。また北海道地域HACCPを検討している。びえいフーズ(美瑛町)は今年計画として生産量1万3000t(前年並み)を見込み、スイートコーン、インゲン、カボチャの増産を柱とする。設備投資ではレトルト殺菌設備の入替を予定。林屋(帯広)は昨年9月にISO9001・2000年版を認証取得。このほか、米粉製造販売の加藤粉体技術研究所(小樽)では米粉を使ったパン粉の製造テストを行っている。 主要NB、提案型新製品揃う道産ブランドの動き好調 主要NBの状況では、「素材」「プロセス管理」「情報」を柱にした「新・安心品質」に取り組む味の素冷凍食品が、新製品として弁当向け製品のラインアップを強化。9月4日発売の「炭火焼とり」は、指定農場の若鶏もも肉を備長炭で焼き上げて焼き鳥のたれをかけた弁当の一品。8月21日発売の「あらびきソーセージナゲット」は指定農場の豚肉をあらびきにして、薄衣で揚げ、子供の弁当のおかずにぴったり合うなどを提案。 ニチレイフーズは、チキン製品、米飯、中華惣菜など強いカテゴリーを重点に中食向け提案型商品の拡売を目指す。今年の新製品では、ウーディッシュ「20品目膳」で「鶏つくねと野菜の炊き合わせ」など4品発売。生活習慣病患者およびその予備軍の方に向けた冷凍惣菜セットの新ブランド「スマートデリ」も立ち上げ、ブランド始動第1弾製品として5月から「炭火焼き鶏のつくねセット」「醤油仕立ての鶏ちゃんこ風セット」「豚肉のしょうが焼きセット」を投入。 マルハとニチロの事業統合で4月1日に誕生したマルハニチロ食品は、新製品として「2種ちくわ天ぷら」「カツ丼かつ」「スタミナめし」など投入。アクリフーズでは、夕張工場で生産する道産スイートコーンを使用した「北海道トウモロコシフライ」など道産ブランド製品の動きがいい。